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     臨時総会と8月例会を開催


日時 :  平成22年8月31日(火曜日)午後3時30分〜午後5時

場所 : 釧路プリンスホテル

内容 :  8月例会は、講師に蝦名大也釧路市長から「高速道路と国際バルク戦略港湾そして医大誘致について」と題して、ご講演を頂きました。

 蝦名市長は冒頭、道議時代に釧路公立大学の社会人対象の小磯ゼミナールに在席していた点に触れ「当例会出席者にも私とゼミナールで学んだメンバーがおられますが、当時の講義を受講し物事・問題の切り口を代えてみると発想が全然違った結果になることを学ばせて頂きました。」と紹介がありました。

 本別〜釧路間の高速道路については、国の要望書に完成年度入れていきたいと主張され、「早期完成」から「概ね10年で供用」にシフトしていくと述べ、府県は道路がつながっているので駆け引き(自治体の地元負担率)が生じるが、北海道は単独なので供用年月日を判断しやすい、と北海道の特異性を主張、さらにまた、道路事業の分母を作っていくことに腐心することも重要である。残事業も視野に入れながら計画的に中央要望していく目が必要と強調されました。昨今、道路財源が厳しくなっているが、一部の事業区間を採択するのではなく路線採択(本別〜釧路等)に持っていくことが大切です。と道路事業要望への狙いを披露されました。

 バルク戦略港湾に関しては、先日国交省においてのプレゼンにも若干触れられ、会員からは「時間軸だけではなくバルクをどう使っていくかの視点も今後必要」という声も出されました。

 医大誘致については、釧路公立大学の開学で一時旗を降ろした点に触れながら、今後、医大の分校案もあり、一方メディカルスクール(臨床医)構想も想定されます。様々な切り口から連立方程式を解いていきたいと話されました。

 質疑応答の中では農業問題に触れられ、北海道は耕作放棄地が比較的少ない。まじめに営農に従事されている。関東圏は余剰米がつくられたり耕作放棄地も多い。  釧路市は水産王国だったので農政が自治体の中であまり目立たなかった点はあるかも知れない。今後は音別地区、阿寒地区との市町村合併を踏まえ産業振興部を通し今まで以上に農業政策また林業振興にも力を注いで参りたい。地域の方々の御協力にも期待したい。とメンバーにもエールを送られました。

 またオブザーバーとして出席頂いた北海道大学大学院の森傑(すぐる)教授からは「大学誘致に関し教える側の人材をどうするか?、大学教授を埋めるスパンも人材教育として10年〜20年スパンで検討することも重要と話され、また、大学運営のグローバル化に力点を置き留学生をもっと受け入れていく大学戦略と同時に、大学を中心市街地に配置する構想も一体に進めていくことも一考であると提言されました。

その点に敷衍し、蝦名市長からトーイック(TOEIC)(英語検定)の現状と今後についても紹介されました。









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