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     横断道釧路地域ビジョン研究会が釧公大生と意見交換

第7回会議が開催され今回は内藤徹同大助教授のゼミ生10人も参加し、高速道路に関する調査、研究成果を発表。
研究会メンバーと学生が意見交換を行ないました。
会議に当フォーラムの宮田座長と坂野事務局長が参加した。


日時 :  平成18年12月5日(火)

場所 : 釧路公立大学

内容 :   宮田座長は、学生たちに「『クマしかいないところに高速道路が必要か』という意見もあり、それに危機感を持って立ち上がった」と当フォーラム発足の経緯を説明しました。更に、本州の高速道路網がほぼ完成し、本州四国間に3本も橋が架かったのに比べ、道内の整備が依然進展していない、「北海道は面積の小さい方から14県分に相当し、その分、事故も多い。夏の霧、冬の地吹雪など過酷な環境であり、食を生かした観光などを進めていく上でも高速道路は必要」と訴えました。

 研究会のリーダーを務める樋口知己釧路支庁地域振興部地域政策係長から「本別−釧路間が約10年後に全線開通すれば、札幌までの所要時間が3分の2になる。そのとき地域がどう変わるのか、あらかじめ戦略を立てて、メリットを多く引き出そうとしている」などの研究会の趣旨や経過が紹介されました。

 公立大の学生から、学内で実施したアンケートに関し、「道東道の建設を知らない」63.3%、「本別−釧路間が無料だと知らない」90%、「開通後に利用したい」70.3%などの結果が披露され、「潜在需要はあるのにPRが浸透していない」として、「学生には、時短よりも本別−釧路間が無料であること、一般道より安全性が高いことを強調する方が効果的ではないか」との考察が示されました。

 また人口規模や事業所数などの諸データから、徳島市と甲府市をピックアップ。「徳島市は中心部の空洞化が進み、高速道路の開通で神戸や大阪へのストロー効果が起きている。甲府市は物産が豊富で、武田信玄に関する名所やイベントも多く、高速道路が活性化につながっている。甲府の事例が参考になる」との見解を示し、魅力的なサービスエリアの設置、冬道の安全対策、網走根室方面への連絡なども必要ではないかと指摘された。

 研究会のメンバーは、改めて道東道の認知度の低さに驚き「若年層へ浸透を図るには、情報発信イベントへの学生参加や、共同でのPRコンテンツづくりなども必要ではないか」などの意見が出されました。





















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