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     北大生との懇談会及び中間報告会


日時 :  平成23年1月17日(月)

場所 : 釧路キャッスルホテル

内容 :   前回、昨年11月に北大大学院生らが来釧され釧路港耐震バース・MOO・北大通り周辺などのフィールドサーベイを行い、釧路根室圏まちとくらしネットワークフォーラムのメンバー等とのヒアリングを開催しました。
 そして今回、釧路地域の都市計画・地域計画を2月を目途に提案デザインをするため、演習・授業の一環として、再度、釧路を訪問され、北大の大学院工学研究員の7名に、大学院教授の森傑(すぐる)教授が同行し懇談会が開催されました。

 釧路側からは釧路市役所の中心市街地及び都市計画・港湾課のセクションの中核の方々4名そして釧路根室圏まちとくらしネットワークフォーラム6名が参加しました。

はじめに、森傑(すぐる)教授が北大側を代表して挨拶されました。
「今回は2月開催予定の最終プレゼンを控えて中間の研究成果を発表させて頂きたい。私の私見としましては、これまでの中心市街地が今後も有り続けるとは思えない。都市計画・都市将来図はどんどん変化している。構造的な役割が時々刻々変換していく中、ゼミの学生には中心市街地を疑いなさいと意図的に話している。一方で、生徒には実現可能性を、リアリテイに基づいてこうあってほしいというプランを提案するよう演習で指導しております。」

ゼミの学生一人一人から、様々な視点から報告がありました。

概論説明
@幣舞橋周辺には夜の光、海など釧路らしさを感じる景観が溢れている。
中心市街地はきれいになり洗練され車が増えたが、人の姿が見えなくなってしまった。
昔、釧路の生業を形づくっていた風景(船着き場・荷さばき場・漁場・釧路川・木材のいかだでの運搬など)には人々の姿があった。釧路感じる残り香があった。

A釧路駅〜幣舞橋までの1,250qは街の規模に比較して距離として長い。札幌の大通りに比較して良好なアクセント(狸小路や大通公園)が感じられない。
札幌の都市規模の1/5程度に縮小し密度を上げていかないと釧路の都市計画厳しいと思う。
札幌と酷似した手法では成立しにくい。賑わいをもっとスローな賑わいに転換できないだろうか?

B釧路駅舎を幣舞橋の袂まで延ばし釧路幣舞駅とする。
2F建ての駅舎を建て、MOO2Fと連結、光彩の差すプラットホームとする。
そもそも18万人の人口規模では北大通りを一本の直線で賑わいを維持することは難しい。
中心市街地のコンセプトとして、常に人が集まる状態ではなく、時間や季節日常の変化の中で人の密度が変わっていく街を目指す。
従来の駅舎の位置では駅を出た際、港町感を感じないので、幣舞橋袂に移動することで駅特有の乗降客の動きを街の賑わいに生かしていきたい。

そのほか、様々なアイデア・提案が発表されました。
















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